モニター台、本や100均で代用できる人と専用が要る人の話
目次
「モニター台」で調べると、最初に出てくるのはだいたいランキングと、おすすめ何選、みたいな記事です。気持ちはわかるんですが、その前に一回立ち止まりたい人、けっこう多いと思うんですよね。私もそうでした。そもそも自分に専用のモニター台が要るのか、家にある本を重ねるとか、100均のもので足りるんじゃないか。そこが宙ぶらりんなまま順位を見ても、たぶん決められない。
なので今回は、おすすめを並べる前に、本や100均で代用できる人と、専用台がちゃんと要る人をどう分けるかを整理してみました。先に言っておくと、これは「全員に専用台を買いましょう」という話ではないです。代用で足りる人は、足りるとちゃんと言います。観測は2026-06-01時点で見た声と公開情報をもとにしています。
そもそもモニター台って、何のために置くんだっけ
順位を見る前に、置く目的を一回そろえておきたいです。ここがぼんやりしてると、代用で足りるかどうかも判断できないので。
モニター台の役割を絞ると、だいたい3つでした。ひとつは画面の高さを少し上げて、視線と画面の位置を合わせること。下を覗き込むように画面を見ていた人が、台で底上げすると目線がまっすぐ近くになりやすいです(どのくらい上がるかは机・椅子・身長で変わります)。ふたつめはモニターの下に空間を作って、そこに物をしまえること。キーボードを差し込んだり、ちょっとした小物を置いたり。みっつめは、机の上がごちゃっとしている圧迫感を、台の下に逃がして整理できることです。
注意しておきたいのは、ここで言う高さの話は「視線・画面の見え方・作業スペース」までの話だということ。姿勢が良くなるとか、肩こりが消えるみたいな効果を約束するものではないです。そこは人によるし、台だけで決まる話でもないので、見え方と置き方の範囲で考えます。
似たもので迷いやすいのが、机に橋を渡すように天板の上に棚を足す「デスクシェルフ」と、ノートパソコンだけを斜めに持ち上げる「PCスタンド」。モニター台はモニターの真下の空間を使う道具で、机全体に棚を渡したいならデスクシェルフ、ノートを単体で上げたいならPCスタンド、と分かれます。この記事はモニターの下に絞って進めます。
本や100均で代用できる人と、専用台が要る人の分かれ目
ここがこの記事の本題です。調べていて思ったのは、モニター台って「全員に専用が要る」道具ではなくて、代用で足りる人と、専用が要る人がわりとはっきり分かれるということでした。順位を決めるより先に、自分がどっち側かを見たほうが、後悔が少ないはずです。
分かれ目になるのは、結局「どれくらい上げたいか」「下に何を入れたいか」「どれくらい長く使うか」「上に載るものが重いか」の4つでした。これを条件で並べると、こんな対置になります。
本や100均で代用できる人
- 上げたい高さが数センチで足りる(あと少しだけ上げたい)
- 台の下に物を入れる予定がない、または薄いものだけ
- まずは様子見で、自分に合う高さを試したい段階
- 載せるモニターが軽め(小型〜中型)で、長時間グラグラさせたくない物がない
- とりあえず今ある不便を、お金をかけずに確かめたい
専用のモニター台が要る人
- キーボードを台の下にしまって、机を広く使いたい
- モニターの脚が大きくて、ある程度の奥行と設置面が要る
- 載せるモニターが重め、または2画面で安定をしっかりさせたい
- 毎日長く使うので、ぐらつかない安定感がほしい
- 引き出しや仕切りで、下の空間をきちんと整理したい
並べてみると分かるんですが、左側(代用)はだいたい「上げる量が少なくて、下に物を入れない、まだ試している段階」の人です。逆に右側(専用)は「下にしっかり物をしまう・重い・長く使う」の人。代用か専用かは好みではなく、底上げの量と下に入れる物で機械的に決まる、というのが整理してみての実感でした。
ここで「自分は左側だな」と感じた人は、無理に専用台を買わなくていいと思います。本を重ねる、100均のラックやブロックを使う、それで足りるなら一番お金がかからない正解です。ただ、その代用には代用なりのつまずきポイントがあって、それを知らずにやると「やっぱり使いにくい」になりがちなので、次の章でそこを見ておきます。
逆に「自分は右側だ」と感じた人へ。専用台を選ぶときに何を見ればいいかは、このあとの高さと奥行の章でちゃんと整理しています。まだ買うボタンを押す段階ではなくて、まず測ってから、で大丈夫です。
代用でつまずくのは、だいたいこの3場面
代用でいこうと決めた人に、先に知っておいてほしいことがあります。本や100均で代用して「やっぱり微妙だった」となるケースって、原因がだいたい3つに集まっていました。そして、どれも事前にひと手間測っておけば防げたものなんですよね。
本を重ねたら、高さが中途半端でぐらつく
一番多いのがこれでした。家にある本を重ねて高さを出すと、思った高さにぴったり合わせるのが難しい。あと一冊だと高すぎ、抜くと低すぎ、みたいな。さらに、本の重ね方って表紙のツルッとした面同士が滑るので、上にモニターを載せると、ふとした拍子に横にずれることがあります。指で軽く押すとわずかに動く感じ、あれが地味にストレスなんです。
100均のラックだと、モニターの脚が乗り切らない
次に多かったのが、奥行の見落としです。100均のラックやスタンドは、幅は足りても奥行が浅いものがある。モニターの脚(スタンド部分)って意外と前後に広くて、台の上に脚の後ろがはみ出してしまうことがあります。後ろが落ちかけた状態で載せると、当然ぐらつきます。これは載せてみて初めて気づくので、買う前に脚の設置面の奥行を測っておくと防げます。
下にキーボードを入れたら、厚みで入らない
3つめは、下に物をしまう前提で代用した人がつまずく場面です。「モニターを少し上げて、下にキーボードを差し込もう」と思って代用品を選んだら、台の下の高さ(クリアランス)が足りなくて、キーボードが入らない。あるいは入っても、上の天板とこすれて出し入れしにくい。下に入れたい物の厚みと、台の下にできる空間の高さ、この2つを照らし合わせていないと起きます。
この3つ、共通しているのは「載せる前・しまう前に測れば防げた」という点です。逆に言うと、代用でいくなら測るひと手間だけはサボらない。それだけで代用の満足度はかなり変わると思います。
自分にちょうどいい高さの、底上げ量の出し方
代用にしても専用にしても、結局いちばん知りたいのは「で、何センチ上げればいいの?」だと思います。ここは商品名を見るより先に、自分の机と椅子から出すのが確実です。難しい計算はしません。
考え方はシンプルで、今の画面の見え方を基準に、あと何センチ上げたいかを出すだけです。手順にするとこうなります。
- いつもの姿勢で椅子に座り、画面をまっすぐ見たときに、視線がどのあたりに当たっているかを確認する(画面の真ん中より下を覗き込んでいるなら、上げる余地あり)
- 「もう少し上にあってほしいな」と感じる位置まで、画面を手で持ち上げてみて、机からどれくらい上がったかをだいたい測る
- その上がった分が、ほしい底上げ量のめやす。市販のモニター台は8〜13cm前後が中心で、低めの5cm前後から15cmを超えるものまで幅があります(下の表はこの市販の高さ区分そのものではなく、ほしい底上げ量を用途別に整理しためやすです)
ここでひとつ注意したいのは、高さは上げればいいというものではないこと。上げすぎると、今度は画面を見上げる形になって、それはそれで見づらいです。見上げず、覗き込まず、まっすぐ近くで見える高さがちょうどよくて、それは人の身長や椅子の高さ、机の高さで変わります。だから「15cmが正解」みたいな決め打ちではなく、自分の今の見え方から逆算するのが確実なんです。
| 底上げのめやす | こんな人に向きやすい |
|---|---|
| 5cm前後 | あと少しだけ上げたい/下に物は入れない人 |
| 10cm前後 | しっかり上げたい/下に薄いものを入れたい人 |
| 15cm前後 | 大きく上げたい/下にキーボードをしまいたい人 |
| 高さ調整できるタイプ | 何センチがいいか決めきれない/後で変えたい人 |
表はあくまで出発点です。下に物を入れたい人は、ほしい底上げ量と「下に入れたい物の厚み」の両方を満たす高さが要るので、次の章の奥行・下収納の測り方とセットで見てください。健康効果ではなく、あくまで画面の見え方と作業スペースの話として捉えるのが、迷わないコツです。
奥行・幅と、下に何を入れるかの測り方
高さが決まったら、次は奥行・幅と、下の空間です。ここを測らずに見た目で選ぶと、さっきの「脚が乗り切らない」「下に入らない」をやりがちなので、3つだけ測っておきます。
モニターの脚が載る面(奥行・幅)
まず、今のモニターの脚(接地している部分)の前後の長さと、左右の幅を測ります。台の天板は、この脚がはみ出さずに収まる奥行・幅が要ります。よく見る台の奥行は20cm前後〜30cm弱、幅は40cm級から60〜80cm級まで幅がありますが、大事なのは数字より自分のモニターの脚が余裕で載るかです。ギリギリだと、ちょっとした弾みで脚の端が落ちて不安定になります。
台の下にできる空間の高さ(クリアランス)
下に物を入れたい人は、台の天板の下にどれくらいの高さの空間ができるかを確認します。そして、入れたい物の厚みを測って照らし合わせる。キーボードなら、いちばん厚いところ(手前か奥のリスト側)の高さを測って、それより台下の空間が高いか。ここが一致していれば、すっと収まります。
引き出し付きが要るか、要らないか
下の空間に「ただ差し込む」だけでいい人は、引き出しは要りません。キーボードを下にスッと入れて、使うとき引き出す、で足ります。一方で、ペンや小物、ケーブル類まで仕切って整理したい人は、引き出し付きや仕切りのあるタイプが向きます。引き出しがあるぶん本体は大きく重くなりがちなので、そこまで要るかは下に入れたい物の量で決めるといいと思います。
注意したいのは、ここを欲張って机全体の収納まで広げないこと。モニターの真下に収まる範囲を超えて、机の上に棚を渡して天板ごと持ち上げたい、まで来ると、それはモニター台ではなくデスクシェルフ寄りの話になります。そっちが気になる人は、奥行やモニターアームとの干渉まで触れた別記事を見てもらうのが早いです。
高さ・奥行・下に入れる物、この3つの条件が固まった人は、その条件で実際の製品を探すと的外れになりにくいです。価格や在庫は時期で変わるので、最終的には購入直前に商品ページで確認するのが確実です。
高さ・奥行・下に入れる物の条件を決めてから探すと選びやすいです →
今は代用で様子見、専用台に切り替える見極め
代用でいったん始めてみて、どこで専用台に切り替えるか。ここも線引きしておくと、ずっと迷わずに済みます。
代用を続けていい状態
本や100均で代用していて、ぐらつかず、高さも合っていて、下に物を入れる必要がないなら、そのまま続けていいと思います。代用が悪というわけではなくて、満たせているなら一番安上がりな正解です。様子見の段階で「これで足りてるな」と感じているなら、急いで買い替える理由はありません。
こうなったら専用台を考えるサイン
逆に、切り替えを考えていいサインもありました。下に物をしまいたくなってきた、毎日使ううちにぐらつきが気になってきた、高さを微調整したいけど代用品だと刻めない、載せるモニターを大きく重いものに変えた。このあたりが出てきたら、専用台のほうが結局ラクです。様子見で「ほしい高さ」と「下に入れたい物」がはっきりしているぶん、専用台を選ぶときも迷いにくくなっているはずです。
自作・DIYは、向く人と向かない人がある
「いっそ自作すれば」と考える人もいると思います。木材を切って作る、みたいな。ここは手順までは踏み込みませんが、向き不向きだけ正直に言うと、工具があって、サイズを自分で測って作るのが苦じゃない人には選択肢になります。一方で、賃貸で作業スペースや工具がない人、ぴったりのサイズに切る自信がない人は、無理に自作しないほうが安全です。強度や安定が中途半端だと、上に載るのはモニターなので、最悪モニターの落下・転倒につながる可能性があります。そこは慎重にいきたいところ。手間と仕上がりを天秤にかけて、ピンとこないなら市販の専用台のほうが確実だと思います。
いらない人・別の選択肢が合う人もいる
ここは大事な章です。モニター台の記事って「だから買いましょう」に着地しがちなんですが、要らない人をちゃんと言わないと、判断材料として片手落ちなので。
モニターアームを使っている・使う予定の人
モニターアームで画面を浮かせている人は、高さも前後位置もアーム側で調整できるので、台で底上げする必要がそもそも薄いです。机の上に台を置くと、逆にアームの可動を邪魔することもある。アームを検討している段階の人は、モニターアームを付ける前の確認を先に見ておくと、台が要るかどうかも判断しやすくなります。
机が狭くて、台を置くと作業スペースが削られる人
奥行の浅い机だと、モニター台を置いたぶん、手前の作業スペースが食われます。台で画面を上げたら、今度はキーボードを置く場所が窮屈になった、では本末転倒。机が狭い人は、台を置いて何が削られるかを先にイメージしておきたいです。場合によっては、アームで浮かせるほうが机を広く使えることもあります。
ノートパソコン単体を上げたいだけの人
「ノートの画面を少し上げたいだけ」なら、モニター台より、ノートを斜めに持ち上げる専用のスタンドのほうが合うことが多いです。ここはモニター台で深追いせず、ノートPC用スタンドが要るかどうかの診断に任せたほうが、自分に合う形が見つかると思います。外付けモニターではなくノート1台で作業している人は、そっちを覗いてみてください。
よくある質問
調べているとよく出てくる疑問を、判断材料になる形でまとめておきます。
モニター台は本や100均で代用できますか
上げたい高さが数センチで、下に物を入れる予定がなく、まだ様子見の段階なら、本や100均での代用で足りることが多いです。ただ、本は高さが中途半端になりやすく滑りやすい、100均のラックは奥行が浅くてモニターの脚が乗り切らないことがある、という点だけ先に押さえておくと、つまずきにくくなります。下にキーボードをしまいたい・毎日長く安定して使いたい人は、専用台のほうが向きます。
モニター台の高さは何cmが正解ですか
決め打ちの正解はなく、自分の机・椅子・今の画面の見え方から逆算するのが確実です。まっすぐ見たときに画面を覗き込んでいるなら上げる余地があり、手で画面を持ち上げて「ちょうどいい」と感じた分が底上げのめやすになります。市販品の高さは8〜13cm前後が中心で、低めの5cm前後から15cmを超えるものまで幅があります。決めきれないなら高さ調整できるタイプが無難です。これは画面の見え方と作業スペースの話で、健康効果を約束するものではありません。
奥行は何cmあれば足りますか
数字よりも、今使っているモニターの脚(接地部分)が余裕で載る奥行があるかで判断します。脚の前後の長さを測って、それがはみ出さずに収まる台を選ぶのが確実です。市販品は奥行20cm前後〜30cm弱が多めですが、脚が大きいモニターだとギリギリでは不安定になるので、余裕を見ておくとぐらつきを減らせます。
引き出し付きは必要ですか
下にキーボードをただ差し込みたいだけなら、引き出しは不要で、空間に差し込むタイプで足ります。ペンや小物、ケーブルまで仕切って整理したい人は、引き出しや仕切り付きが向きます。引き出しがあるぶん本体は大きく重くなりがちなので、下に入れたい物の量で決めるのがおすすめです。
モニター台を自作してもいいですか
工具があって、自分でサイズを測って作るのが苦にならない人なら選択肢になります。ただ、上に載るのはモニターなので、強度や安定が中途半端だと不安が残ります。賃貸で工具や作業スペースがない人、ぴったりのサイズに切る自信がない人は、無理せず市販の専用台のほうが安全です。
まとめ:まず測って、まず試す。それから決める
最後に、判断材料をもう一度だけ整理しておきます。
モニター台が代用で足りるのは、上げたい高さが数センチで、下に物を入れず、まだ様子見の段階で、載せるものが軽めの人。このあたりに当てはまるなら、本や100均で試してみるのが一番お金のかからない正解です。ただ、本のぐらつき・奥行不足・下に物が入らない、この3つだけは載せる前・しまう前に測って避けておきたいところ。
逆に、キーボードを下にしまいたい、奥行や安定がしっかりほしい、毎日長く使う、引き出しで整理したい、という人は専用台が向いています。その場合も、いきなり順位から選ぶより、自分の机と椅子から底上げ量を出して、脚の載る奥行と下に入れる物の厚みを測ってから選ぶと、的外れになりません。
そして、モニターアームを使っている人、机が狭い人、ノート1台だけ上げたい人は、そもそもモニター台じゃない選択肢のほうが合うこともあります。要らないなら買わない、で全然いいんです。観測は2026-06-01時点の整理なので、仕様や価格は購入直前に商品ページで確認してください。
まず測る、まず試す。それから自分がどっち側かを決める。この順番だけ守れば、後悔はかなり減らせると思います。
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